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『魍魎の匣』第11話 「魔窟の事」~感想

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ちょw

邪魅w

尻ww

スピンターンwww


一体どんなアニメだと思われそうですが、そういう話だったんだから仕方がない。

というか、原作読者としてはもはやそういう本筋とは関係ないチャレンジフルな部分に目が行かざるを得ない。(笑)
本編ストーリーは、もはや解明を残すばかりの大詰めの詰めにまで来ていますからねぇ。

まあせっかくなので、これらを三本柱に感想を書かせていただこうと思います。
いや、今回は書き易いですよ。(笑)

まず、「邪魅の事」
主に原作シリーズとのリンクにスポットを当てつつ……。

このパートで語られた「帝銀事件」や、それに関連する陸軍秘密部隊のエピソードは、関口のナレーションにあった通り別の事件……妖怪シリーズ第8作・『邪魅の雫』と深く関わる事柄です。
っていうか、ぶっちゃけ十割『邪魅』で語られていることで、本作『魍魎』にはほっとんど関係ありません。

言ってしまえば、箱館――美馬坂近代医学研究所――という背景設定の、そのまた背景に対する説明描写であり、理屈付け以上の意味は無い……はず。
5話の千里眼実験と同様に、現実とのリンク(=現実性、リアリティの付与)を狙ったものかとは思いますが……この土壇場でまた混乱を呼びそうなことを。(汗)

直前作であり、関口の『眩暈』を通じて大きく繋がっている『姑獲鳥の夏』はともかく、なぜここで邪魅だったんだろうなぁ。
原作ファンだって邪魅の話を持ち出されてもあんまり嬉しくないだろうに。

ええっと、それはともかく。
これまたマニアックな話題になってしまいますが、妖怪シリーズは『塗仏の宴』(6作目) を境に循環している、という読み方もあるようです。
その系譜上において『邪魅』は後期2作目に当たり、前期2作目『魍魎』のリフレイン的な作品である、とも言えるわけですね。参考をまでに。
(以下ネタバレ)……とはいえ、それこそ根っこに「旧陸軍の秘密研究」というファクターが横たわっていること、つまり今回ズバリ描かれた部分こそが、主たる関連項目なんですけどね。(ココマデ)


次、「尻の事」
ここについてはあんまり詳しく書くと私の品性とか性癖とかを疑われそうなのであんまり深くはツッコみませんが、まさかアニメで木場修の尻を拝むことになるとは……。
響鬼でザンキさんがケツ出した時と同種の衝撃だよ。

ただ、ケツを出すなら木場かな、という気はしないでもなかったです。
京極堂や榎木津じゃあなんだかシャレにならない感じだし、関口の尻なんかハナから見たくもないですしね。
ザンキさんにしてもそうですが、引き締まった逞しい尻はそのキャラクターの男らしさの象徴!! とでも申しましょうか。自分でも何言ってるのか分からなくなってきましたが。

代わりと言ってはなんですが、京極堂は若い頃の兵隊服姿を披露。
これは新鮮でしたね~。京極堂に限らず、彼らの従軍時代の姿がこうして直接的に描かれたことは原作でもほぼなかったので。
というより、もしかして京極堂の洋装はこれが初? 漫画版とかだと描かれていたのかなぁ。尻は出さずとも嬉しいサービスでしたね。

そして、木場が袖を通したのもまた、兵隊服でした。

――刑事じゃねえな。
――乱暴なほうがいいんだ。

この二つのモノローグは、木場の思いっきり暴走しながらも極めて冷静で内省的な心情がよく現われていて、とても好きです。
予想通りのシーンで次回に引いて、いかにも大変な場面だというのに満足満足です……。(笑)


三つ目は「スピンターンの事」
いやまあ……、見事なスピンターンでしたね。

ダットサンもどきであんなカーアクションができたんだ……榎さんのドラテクは異常。ラリー選手になれるよ。(スバルWRC撤退カナシス)

……や、もちろんそんなことを言いたかっただけではなく。
榎木津のセリフ回しにも、いよいよエンジンがかかってきましたね~と言いたかったのです。
さすがは森川智之さん。飄々とした雰囲気を崩さないながらも、榎木津が徐々に「躁」モードに入っていく様子がよく伝わってきました。

榎木津の言動が(あれでもまだまだ)原作に比べて控えめである……というのは否めませんが、これは京極堂同様、全編を落ち着いたトーンに仕上げたこのアニメにおいては仕方のないところ。
残念は残念ですけども、原作でもこの巻までは大体こんなもんでしたし。

というか、シリーズ初期の榎木津と現在の榎木津はほとんど別人ですからね……。
1作目の『姑獲鳥』だとあの関口にキレられて打ちひしがれて、すごすごと帰っていったりするんだぜ。今じゃ絶対に考えられん。

ついでに言うと、彼の父上であらせられる榎木津元子爵も魍魎の段階と、後に登場するスピンオフ作品とでは別人と言っていいほどキャラ描写が変わっています。
正直、原作とアニメの差なんてレベルじゃねーぞ!!
興味のある方は是非確認してみてください。おそらく、感想は「まあ、榎木津だからな」ってくらいになるとは思いますが……。(笑)


……さてさて。そんなわけで、ついに最後の舞台へと役者が集い始めました。
そこに居る者、至る者は、誰も彼もが魍魎に憑かれています。
彼らの魍魎を祓い落とせる者。即ち事件の終わりを告げる者――黒衣の男が訪れる時、「謎」は「解体」されてしまうのです。
それがどんな残酷な「秘密」を覆い隠すものであったとしても……。


次回は「脳髄の事」。
心を惑わす本当の敵は、いつだって自分自身の脳髄なのです。


そしてそして、ついに「本物の黒衣の男」が降・臨!!


京極夏彦の凄さ、その片鱗を味わってみてください。(笑)


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コメント

初めまして

桜井と申します。ずっと拝見させて頂いてたのですが今回木場の尻…じゃなくて(笑)邪魅にびっくりしたのでコメさせて頂きましたww
原作ファンとしてはかなり予想外でしたね。そりゃもうテレビの前で「なんで邪魅…!」と叫ぶくらい(笑)というか原作未読の人はどう受け取ったのか…千里眼事件ほど事件に関連深くないですし。関口君に「別の事件」と言わせることで深読みを回避させてるんでしょうけど…まあ「邪魅まで作るよ☆」っていうスタッフの意思表示なら大喜びしますが(笑)
残り僅かですが、最後まで期待して見たいです。

>桜井さん

コメントありがとうございます!!
こんな開設して日の浅い……取り扱い作品もアレな感じのブログをずっとお読みくださっていたなんて、感激に身が震えます!

木場の尻……と、邪魅(笑)に反応なされるとは、なかなかコアなファンの方とお見受けしますw
自重しない原作読者というスタイルで感想を書き続けてきた甲斐がありました……。(ォィ)
邪魅描写は完全に不意打ちでしたよね~、私も叫びました。(笑)
他の感想サイトさんを見ると、原作シリーズを知らない方でもちゃんと「積極的にスルー」しておられたみたいです。
必要な情報かそうでないかを判別する素地が、皆さん知らず知らずに作られているのですねぇ……。さすがは京極作品というか。
魍魎がここまで面白かったとなると、視聴者としても「他の作品にもアニメ化の可能性が……!」と考えてしまいますよね。ただ、なぜ真っ先にフラグが立つのが邪魅なのかと?(笑)
本当に、残り2話なんて勿体ないくらいです。次回はサプライズが待ってますし……最終回まで目が離せないですね!

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